みなさんこんにちは。
3度の飯と筋トレが大好きまちょたまです。
みなさんは足トレしてますか?
足トレをしっかりとしたことがある人はわかると思いますが、足トレは死ぬほどきついです。
あれはセルフで自分に拷問しているようなものです。
スクワットのセットの前には心臓がバクバクいってラックの前から逃げ出したい気持ちになります。
だけど、足トレからは逃げてはいけません!
今回はなぜトレーニーが足トレから逃げてはいけないのか、その理由に迫ります。
チキンレッグという世界で一番不名誉な称号

筋骨隆々の上半身。たくましい大胸筋にハリのある肩。そして丸太のように太い腕、まるでハリウッドスターのように美しい上半身。
しかし、下半身に目を向けると、、、まるで女性のようにしなやかでほっそりとした足ではありませんか。
こんな人、実は結構います。このように上半身は逞しくて、下半身がほっそりとしている人のことを指して「チキンレッグ」と呼びます。
その姿がまるで鶏のように見えることからそう呼ばれるのです。
ちなみにこれは愛称とかではなく、シンプルに蔑称ですのでこう呼ばれることをトレーニーは死ぬほど恐れているのです。
ではなぜ、上半身ばかり鍛えて下半身を鍛えないのか。
いくつかの理由がありますが、ずばり足トレが異常に過酷だからです。
下半身の筋肉は全体の筋肉の6割を占める
上半身と下半身を鏡で見比べると、なんだか上半身の方が大きくてたくさん筋肉もあるように思えます。しかし、実は筋肉の大半は下半身にあるのです。上半身は人体で最も大切な臓器がある場所です。そしてそれを守るように骨があり、その表面に筋肉がついているという状態です。ですから見た目ほど筋肉ってないのです。
しかし、下半身は大腿骨の周り全てが筋肉です。骨以外全て筋肉。それが足なのです。
ですから人体の中でも最も大きなパワーを発揮できます。
100kgを超える物体を持ち上げたりする大きなパワーを持っていたり、
40kmを超える距離を走ったりすることができたりと、まさに規格外の能力を持っているのです。
そんなハイスペックな足ですから、鍛えるときもちょっとやそっとの刺激では成長しません。
スクワットの異常なキツさ

下半身の定番トレーニングといえばスクワットです。
スクワットはキングオブトレーニングとも呼ばれるほど、効果の高いトレーニングです。
そんなスクワットですが、とにかくきつい!
キツさにおいてもキングオブトレーニングです笑
最初はずっしりくるなくらいの感じが、回数をこなすうちに猛烈にきつくなってきます。
特に心肺に相当な負荷がかかります。スクワットのセットを終えたあとは100m走を全力疾走したとき以上に息があがります。
ですから、足トレの日にスクワットをするのはとても憂鬱になるのです。
当然ですが、人間苦しいこと、辛いことからは逃げようとする本能が備わっています。
なかなかその本能を自分の意思で押さえ込むのは簡単なことではありません。
そしてだんだんとスクワットから逃げていき、、、いつの間にか、チキンレッグが完成しているのです。
足トレをするべき理由
では、スクワットなどを代表とする足トレですが、なぜ必要なのでしょうか。
別にチキンレッグでもいいではないか!という方はそれでもいいと思います。
筋トレも突き詰めるとただの自己満足ですから、チキンレッグな自分に満足しているならばそれはそれでありなのです。
しかし、足トレにはチキンレッグの回避以上に効果があるのです。
足トレは精神修行

どこの部位を鍛えていてもそうですが、レップを重ねるたびにどんどん筋肉は疲労していきます。そして最終的には激しい痛みと疲労でバーベルやダンベルを持ち上げることができなくなります。
トレーニングではいかにきつくなってもう無理だ!と思ってから数レップを重ねられるかということが非常に重要になります。
その点において足トレは最強の精神トレーニングになります。
スクワットをしていたらかなり早い段階でもう無理!キツすぎ!と体は脳に語りかけます。
そこで、いやまだやれる!と不屈の精神で力を振り絞りレップをこなす。
これが最強の精神修行なのです。
スクワットのキツさでこれができるようになると、胸や腕のトレーニングが楽に感じられます。
相対的にとても楽で楽しいトレーニングに感じるのです。
ですから、足トレを頑張ることで上半身のトレーニングにも好影響を与えるのです。
スクワットで強靭な体幹を手にいれる
スクワットやデットリフトなどのフリーウエイトの下半身トレーニングは下半身だけではなく、上半身も鍛えることができます。具体的には体幹を鍛えることができます。
スクワットでバーベルを担ぐときにその重さで上半身は前に倒れようとします。それを体幹に力を入れて抵抗します。一般にこの動作のことを腹圧をいれるといいます。
この腹圧が強いほど安定してスクワットなどのトレーニングができるのです。
つまり、スクワットなどのトレーニングを重ねて高重量を扱えるようになっていくとそれに伴って、高重量に耐えられる体幹が完成するのです。
ですから、高重量のフリーウエイトをしていたら腹筋のトレーニングは不要という人もいるくらいです。足トレのついでに体幹も鍛えられるって魅力ですよね。
筋肉量増加で代謝アップ
ダイエットなどをしていて体脂肪を落としたいと思うならば足トレをしましょう。
人体で最もエネルギー消費が激しいのが筋肉です。
女性より男性の方が基礎代謝が高いのは筋肉量の違いによる部分も大きいです。ですから基礎代謝を上げようと思ったら筋肉量を増やすのが最も手っ取り早いです。
先ほど紹介した通り、下半身の筋肉は全身の筋肉の6割を占めます。下半身のトレーニングをして筋肉量を増やすことで全身の筋肉量が効率よく増えていきます。
スポーツパフォーマンスの向上
この世のスポーツのほとんどは筋力が強いほうが有利に立てます。トレーニングをして筋力をつけることでスポーツにおけるパフォーマンスの向上が見込めます。特に下半身はほとんどのスポーツにおいて重要なはたらきをします。
野球の投球動作、サッカーのキック、ゴルフのスイング、バスケのジャンプなどなど下半身の力を活用して大きな力を発揮します。
下半身のトレーニングをすることで、より強く、より速く動作を行うことができるようになります。また強靭な下半身は安定性も生み出しますから、ブレない体で競技の安定性も向上します。
まとめ
足トレはキツイです。死ぬほどキツイです。
ですがキツイからこそ、それを乗り越えた先にある恩恵も大きいのです。
上半身のトレーニングばかりしていてチキンレッグと言われないように、しっかりと足トレをして強靭な下半身を手に入れましょう。