筋トレを初めて、色々調べるうちにこんな言葉を耳にすることがありませんか。
「チキンレッグ」
これは、上半身が大きくて下半身が小さい人を馬鹿にしたスラングです。
せっかくトレーニングを頑張っているのに、そうやって馬鹿にされるのは嫌ですよね。
本記事は、チキンレッグについて真面目に考察してみました。
チキンレッグとは

チキンレッグとは、文字通りニワトリのような足ということです。
ニワトリを思い浮かべて貰えばわかりますが、ニワトリの足は細いです。というか棒です。
トレーニングをしていて、上半身はがっちりしているのに下半身が細い人をニワトリに見立てて呼ぶ、主にネットで使用されるスラングです。
ちなみに、上半身を含め、全身が細い人のことをチキンレッグとは呼びません。
「そんなに筋トレしてるくせに、上半身はゴツいのに下半身はニワトリみたいにほそいとかWWW」
という煽りの意図が含まれているからです。
しかし、一度でもスクワットなどの足トレをしたことがある人ならわかるはずですが、足トレのきつさは異常です。人類が経験できるキツさの相当上位にくることは間違いありません。
スクワットの高重量に挑戦する前は心臓がバクバク言いますし、潰れそうなところからあと数レップというときは、本当に足がちぎれそうな感覚を味わいます。
筋トレを趣味でやっている人にとって、なぜそんなキツイ思いをしなければならないのかと思う人もいるでしょう。実際それで足トレをサボってチキンレッグと呼ばれてしまう人が大勢いるわけです。
果たして、チキンレッグは悪なのでしょうか。足トレは本当にするべきなのでしょうか。
ボディメイクなら足トレ必須!目的次第では不要!
結論からいうと、足トレの重要度は目的によります。
多くの場合足トレを必要としますが、場合によっては足トレは不要です。
足トレが必要なのに、足トレから逃げてしまっている人はこれから頑張って足トレを取り入れていきましょう。
ボディメイク

ボディメイクにおいて、足トレは必須です。なぜならボディメイクの目的は、「かっこいい体になる」ことだからです。かっこいい体において、上半身のたくましさも重要ですが、がっちりとした下半身もとても重要です。また、全体の体のバランスも重要になるので、極端にどちらかだけ大きかったり、小さかったりするとアンバランスでかっこわるく写ってしまいます。実際に足が細いと、チキンレッグなどと馬鹿にされることもあります。ボディメイクの性質上、他者からの評価も重要になりますので、かっこいい体を目指す人は足トレもする必要があります。
アスリートのトレーニング

スポーツなどの競技力向上においてトレーニングをしている人も足トレは必須です。ほとんどのスポーツにおいて、力の源は下半身です。全身の中で一番力を発揮できる下半身のパワーをスポーツに活かすことができるかどうかが、非常に重要になります。ですので、アスリートで下半身を鍛えていない人はすぐに足トレを開始するべきでしょう。
ベンチプレスなどの種目を競技として行なっている人

ベンチプレスを競技として行なっていて、そのためにトレーニングをしている人は足トレは必要ないでしょう。他にもアームレスリングなど、上半身のパワーに特化した競技をしている人にとって足トレは必要ないといえます。ですから、自分がしている競技が上半身に特化していると感じた場合は足トレはしなくてもよいでしょう。
ただし、下半身の安定性は上半身のパワーの発揮にとても重要ですので、上半身特化の競技をしていても多少の足トレをすることはおすすめです。
自己満でトレーニングしている人

ここでいう自己満とは悪い意味ではなく、単にトレーニングが楽しくてしているという意味です。
別にボディメイクをしたいわけでも、スポーツで結果を出したいわけではない。単にベンチプレスで重量を挙げるのが楽しい、気分転換になる、ストレス発散になるという目的でトレーニングをしているなら無理に足トレをする必要はありません。
他者の目を気にせず、自分らしく過ごせるかたは足トレなどせずに楽しい筋トレライフを送りましょう。
結局のところ、プロのボディビルダーなどのトレーニングでお金をもらっている人以外は単に趣味でトレーニングしているわけですので、楽しければそれでいいというのが本当です。
まとめ
チキンレッグという言葉を見て、恐れてしまう気持ちもわかります。
しかし、現実で面と向かってチキンレッグといってくる人に私は会ったことがありません。
所詮はネットの戯言と割り切るメンタルも必要になるかもしれませんね。
今回あげたように、足トレが必要な人もいますし、必要でない人もいるので、あまり周りを気にせずに自分らしく、楽しくトレーニングをしていきましょう!
足トレについて以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも読んでみてください。