Appleが独自で革新的なLightningケーブルを開発したのに、Type-Cに乗っ取られた話

2025
08
28
Appleが独自で革新的なLightningケーブルを開発したのに、Type-Cに乗っ取られた話
ライター
まさ
自己啓発
他の記事
初めまして!Webデザイナー・フリーランス・英語学習者です。自分の経験や学びを活かして、読者の皆さんに役立つ情報や元気を与えられる記事を目指しています。特にライフスタイル、健康、自己成長などのテーマに興味があり、読者目線でわかりやすく、楽しめる内容を心がけています。趣味はスタバで作業、映画鑑賞で、新しいことを学ぶのが好きです。皆さんにとって価値のある記事を書けるよう頑張ります!よろしくお願いします!
目次

はじめに

スマホのケーブル問題って、地味に人類の悩みですよね。
「なんでこんなに種類あるんだよ!」ってイライラしながら、引き出しの中でケーブルの墓場を作った経験、誰しもあるはず。

そんな中、2012年にAppleが救世主のように登場させたのが Lightningケーブル
ところがその後、気がつけば「USB Type-C」に主役を奪われていたのです。

今日はその「主役交代劇」をちょっと面白おかしく振り返ってみましょう。

Lightningがやってきた!

2012年、iPhone 5の発表会。
「上下どっちでも挿せます!」というプレゼンに、観客が「オオーーッ!」と沸いた瞬間を覚えている人もいるでしょう。

当時のmicro-USBは、上下逆に挿して「あれ?入らん!チッ!」ってなるのが日常。
Lightningはそんな悩みを一発で解決しました。

小さくて、頑丈で、リバーシブル。
正直、あの時代のLightningは 「未来から来たUSB」 だったんです。

Appleの秘密結社「MFiプログラム」

でもAppleはただのケーブルじゃ終わらせません。
「Made for iPhone (MFi)」という秘密結社に認定されたケーブルだけが正式に使える仕組みを作りました。

つまりこうです:
「うちのiPhoneを充電したい?じゃあ許可証持ってきな!」

結果、サードパーティー製の怪しいケーブルを使うと「このアクセサリは対応してません」と冷たく突き放される。
あの表示に泣いた人、多数。

そして現れたUSB Type-C

数年後、業界全体が「もうケーブルバラバラ問題やめよ?」と集まって作ったのが USB Type-C

  • 上下どちらでも挿せる
  • しかもデータ転送や充電速度はLightning以上
  • スマホからPC、ゲーム機まで全部いけちゃう

……はい、Lightningさん、出番終了です。
「みんなで共有した方が便利だよね」という大義名分のもと、業界標準に座を奪われていきました。

EUの“強制力”というラスボス

とどめを刺したのがEU。
「環境のためにケーブルを統一しまーす。例外は認めませーん」

Lightning「えっ…ちょ、ちょっと待って!俺まだ現役…」
EU「ダメです。Type-C一択です」

そして2023年、iPhone 15がUSB-Cを搭載。
こうしてLightningは表舞台から姿を消し始めました。

Lightningは「負け犬」か?

ここで誤解しちゃいけないのは、Lightningは「ただ負けた」わけじゃないってこと。

むしろUSB-Cが登場できたのは、Lightningが先に「リバーシブルの未来」を見せてくれたから。
つまりLightningは 「初代ヒーロー」
でも続編では別の新キャラに主役を取られるやつです。

例えるなら、ドラゴンボールのクリリン。
めっちゃ大事な存在だけど、戦闘力インフレについていけなくなった…。

まとめ

Lightningは革新的でした。
でも、世界は「便利さ」と「環境配慮」という名の大義で、より汎用的なType-Cへシフトしました。

歴史的にはこう言えます:
「Appleが作った未来を、業界全体が奪っていった」

ちょっと悔しいけど、これが技術の宿命。
Lightningよ、ありがとう。そしておつかれさま!

お問合せ

Thank you! Your submission has been received!
Oops! Something went wrong while submitting the form.
Latest POSTS