私の陰キャレベルについて
こんにちは、陰キャです。この記事を読んでいるあなたも、もしかしたらご自身の内向的な性格に悩んだり、将来に不安を感じたりしているかもしれません。
本題に入る前に、どのくらいのレベルの陰キャが話しているのか、知っていただいた方が説得力が増すかと思います。
- 小学生: 元気で目立ちたがり屋でした。この頃が人生のピークです。
- 中学生: 「中二病」を発症。「群れないオレ、かっこいい」と本気で思い込み、気づけば友人がいなくなる。陽キャグループにも陰キャグループにも属さない、無所属という最も高度なスキルを習得。
- 学力: 壊滅的。偏差値という概念すら理解しておらず、見事に落ちこぼれの仲間入りを果たす。
こんな私が、なぜ「陰キャこそ勉強すべきだ」と強く思うようになったのか。その理由をお話ししていきます。
なぜ「陰キャ」は勉強した方が良いのか?
結論から言うと、自分自身が快適に生きられる環境を選ぶためです。勉強して専門的なスキルを身につけることは、その選択肢を与えてくれます。
スキルがないと、働く環境を選べない

学生時代は、クラスや学校という限られたコミュニティが世界の全てです。しかし、社会に出ると、その常識は通用しません。
特に、専門的なスキルが求められない職場では、コミュニケーション能力や声の大きさが評価される傾向があります。いわゆる「陽キャ」的な振る舞いができる人が有利な世界です。
もちろん、それが悪いわけではありません。しかし、内向的な性格の人にとっては、その環境に適応するのは非常に難しいことです。
価値観が合わない環境で働くことの苦痛
私が以前働いていた職場で出会った、どうしても価値観を共有できなかった人たちの特徴を挙げてみます。
- 趣味はギャンブル
- 常にタバコを吸っている
- お金や異性に関する下品な会話が多い
- 平気で借金をする
- 他人への嫌がらせを娯楽にしている
もはや異文化交流の域に達していました。もちろん、これらは個人の自由です。しかし、こうした価値観に囲まれて1日の大半を過ごすのは、私にとっては耐え難い苦痛でした。静かに仕事をしたいだけなのに、なぜこんな思いをしなければならないのか、と毎日考えていました。
勉強が私の人生を変えた話
このままではいけない。そう思った私は、現状から脱出するために行動を起こしました。
地獄からの脱出計画:プログラミング学習

私が選んだ武器は「プログラミング」でした。元々パソコンを触るのは好きでしたし、何より「専門スキルがあれば、環境を選べるのではないか」と考えたからです。
落ちこぼれだった私が勉強を始めるのは、決して簡単なことではありませんでした。しかし、「あの環境から抜け出したい」という一心で、必死に知識を詰め込みました。
そして努力の結果、ITエンジニアとして別の会社に転職することができたのです。
転職後に手に入れた「平和な世界」
転職後の世界は、以前とは全くの別物でした。
- 理不尽ないじめや嫌がらせがない
- ギャンブルや下品な話をする人がいない
- 喫煙者が少なく、クリーンな環境
- 周りは敵ではなく、同じ目標に向かう「チーム」
- 学べば学ぶほどスキルが上がり、正当に評価され給与も上がる
それぞれがプロとして尊重し合い、論理的な対話が成り立つ環境。それは、私がずっと求めていた「平和な世界」でした。
今、学生で勉強が苦手な「陰キャ」のあなたへ
もしあなたが学生で、「自分は陰キャだし、勉強もできない」と悩んでいるなら、伝えたいことがあります。
学生時代は、今のコミュニティが全てのように感じるかもしれません。しかし、社会はもっと広く、多様な価値観が存在します。あなたが無理に自分を変える必要はありません。
ただし、社会に出たときに、自分が身を置く環境を選ぶ力は必要です。その力を与えてくれるのが「勉強」です。
何も、学校の成績でトップになれと言っているのではありません。自分が「これなら少し興味がある」「楽しいかもしれない」と思える分野を見つけて、それを少しずつでいいので学んでみてください。ゲームが好きならゲーム制作、絵を描くのが好きならデザイン、コツコツ作業が好きならプログラミングでも良いでしょう。
その知識やスキルが、将来あなたを理不尽な環境から守ってくれる最強の盾となり、武器になります。そして、残りの長い人生を、きっと幸せなものにしてくれるはずです。